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【エトジュン】二村ヒトシ『すべてはモテるためである』を読む

   ↑  2014/09/01 (月)  カテゴリー: エトジュン
二村ヒトシの『すべてはモテるためである』を紹介します。


すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)


本書は「なぜモテないかというと、それは、あなたがキモチワルいからでしょう」という「まえがき」から始まります。そして「キモチワルい人」を以下の4つに分類します。


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A①:かんちがいしてるバカ
A②:臆病なのにバカのふりをしている
B①:バカなのに臆病
B②:考えすぎて臆病

本書によれば、バカとは「ポジティブな自意識過剰」のことであり、臆病とは「ネガティブな自意識過剰」のことです。そうすると「B①」が気になるのですが、バカと臆病は両立するのでしょうか。

そこでヒントになるのが「A②」です。これは「(中身は)臆病なのに(外見は)バカのふりをしている」ということであり、中身と外見を分けることで、バカと臆病を両立させています。

これに習えば「B①」は「バカなのに臆病のふりをしている」ということになるでしょう。表に当てはめれば以下の通りです。


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さらに、表の縦軸(上下)は外見の問題として、横軸(左右)は中身の問題として整理することができます。


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そして、外見は行動の問題として、中身は性格の問題として整理することができるでしょう。


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最後に、右下の4マスを整理します。


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これで「キモチワルい人」を整理することができました。

ところで、本書のテーマは「バカ」と「臆病」を治すことで「キモチワルい人」を卒業することです。

たとえば「バカを治す」というセクションでは「はたしてその女性が、あなたと同じ土俵に乗ってるのかどうか」について、もう少し臆病になれといいます。

また「臆病を治す」というセクションでは「適度に自信をもつ」ために「自分の居場所」をつくれといいます。自分の居場所といっても、いわゆる仲間のことではありません。それは読んでのお楽しみです。

その他にも、ちゃんと人の話を聴くこと、変わることを恐れないこと、自分を押し付けず、ただ見せることの効用が説かれますが、これも読んでのお楽しみ。第4章「どうやって『恋愛』するのか」は必読です。

國分功一郎さんによれば「この本は、単なるモテ本ではない。実践的かつ、真面目な倫理学の本である」とのことですが、まったくその通りだと思います。

(記事編集) http://buraihamegane.jp/blog-entry-65.html

2014/09/01 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑↑↑ |